急に、切なくなってしまった
あなたと離れてしまう、ということが
急に現実味を帯びてきて、
なんだかんだで
学校のある日で
あなたを見つめない日はほとんど無かったし、
遠くに行くとは知っていたけど
そんなことはずっと、ずっとずっと先だと
そう思っていたし、
なんていうか、
あなたを想うことはもう体の一部になってしまっていて、
あ な た が い な い 、
なんて
信じられなかった
夢を見
志を持ち
努力し
力強く進むあなたが好きで、
私も、
夢を見
志を持ち
努力し
少しずつでも進もうとして、
そしてそれは正しくて、あなたに近づくためだと、
そう、信じていた
けれど
夢が叶うということは、私たちが離れてしまうことの、それ以上でも以下でもなく、
けれど、志を捨てることなんて出来ず、
夢があることが
こんなにも苦しくもどかしいこととは、
知らなくて、気付かなくて、
もう時間が一年しかないなんて、
そんな未来が胸を貫通して風穴を開けて
私は苦しくなって、
あと一年にかけていた希望も
急に色あせてしまって
ただ、ただ、
涙、を、
流すばかり。
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